スパイスの歴史

スパイスは紀元前から、世界各地で使われていた。
ローマのエジプト征服(せいふく)以来ヨーロッパ人がスパイスを本格的に欲しがり求め始めた。
そのころヨーロッパ人が珍しがり、大切にしたスパイスはインド産のペッパー(こしょう)と、シナモン(肉桂)だった。
やがて、いろいろな所のスパイスがアラブの商人によって遠いところにまで運ばれるようになった。
そのころからクローブ(丁字)とナツメグがヨーロッパ人に珍しがられ大切にされた。
やがてスパイスの産地であるモルッカ諸島をめぐって戦争までおこしてしまったのだ。
なぜ、こんなにもヨーロッパ人がスパイスを欲しがったのだろう?
それは、ヨーロッパの料理には、肉を使う料理がたくさんあり、その肉料理をおいしくさせるには
スパイスはなくてはならないものだったのだ。また、スパイスは薬にもなるからだ。
いずれにしても、スパイスは古くからとても大切にされ、なくてはならないものだったことは確かだ。

ここスリランカも、1505年にポルトガル、1602年にオランダに占領された。
1795年にはイギリス人がオランダを屈服させ、スリランカを植民地とした。
1948年、スリランカは独立した。現在に至る列強国が、スリランカを植民地としたのはスパイスと無関係とは言えないだろう。

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