スリランカの動植物・気候 

動物

 スリランカには、86種類のほ乳類の動物と427種類の鳥類とかぞえきれない種類ともいわれるは虫類などじつにさまざまな動物がすんでいます。その中には、スリランカにしかない種類も多くいます。スリランカの動物を少し紹介します。

「スリランカ・大リス」
 スリランカ・大リスの体長は、約80pほどです。このリスは、ウエット・ゾーンに多くいます。特徴は、視覚と嗅覚が発達していることです。行動は、朝早くか、午後遅くが多いそうです。葉っぱと木の皮、フルーツ、虫、幼虫、鳥の卵を食べています。


「インド・カンムリヤマアラシ」

 体長は、約90pくらい。島中の広い範囲に住み、低地の所が好きらしい。特徴は、体の前方がかたく長い毛でおおわれていて、背中から尾にかけてとげがあります。昔は、そのとげがペンとして使われたそうです。 











 「スリランカゾウ」
 スリランカで最もポピュラーな動物です。インド象よりも一回り小さいのが特徴です。ペラヘラ祭のころになると、象が道を歩いているのを見ることができます。


     デヒワラ動物園へ




植物

 私がスリランカに来て感じたことは、日本に比べてとても緑が多いことです。道のはじの方に木がたくさんあります。特にヤシの木はあちこちにあります。スリランカに来て初めてヤシの木を見てすごいと思いました。



「キンマの葉」
 キンマの葉は日本や中国、韓国などの東アジアをのぞくアジア諸国で広く愛用されています。木の葉に木の実や石灰をくるんでかみます。そうすると口の中が真っ赤になります。写真のようにして、道ばたで売られています。葉の中に入っているのが木の実、皿の右はじに見えるのが石灰です。スリランカでは、しこう品として売られているだけでなく、お客様を呼んだときにその葉をわたしたりします。日常生活の様々な場面でコミニュケーションをとるための大切な小道具として使われているそうです。




気候

 熱帯性にしては割と過ごしやすく、気候は一年間で、4〜5℃の差であんまり変化はありません。しかし、地形による気温の差は大きく、海岸部や低地は暑いのですが、中央高地のヌワラエリヤ(1890m)では、1年間の平均気温16℃です。長そでがないと寒いです。
スリランカ全土は、熱帯性モンスーン気候であって、赤道付近からふきつける南西モンスーンと、ベンガル湾からふきつける北東モンスーンの影響で、雨季と乾季があります。モンスーンはスリランカの気候を四つに分けます。
@南西モンスーン期(5月〜9月)
Aインターモンスーン期(10月)
B北東モンスーン期(11月〜3月)
Cインターモンスーン期(4月)。

                       

担当 江本 晴美

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